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鍵からのご提案

売上高が8,000万円、売上原価が4,600万円とすると、粗利益は3,400万円になります。 在庫金額をもとに売上原価が算出され、さらに売上から売上原価が控除されて粗利益になります。
さらに販売費及び一般管理費を控除して営業利益を算出します。 このように、在庫金額は損益計算書の出発点になっているのです。

粗利益を売上高で割り100倍すると「粗利益率」が算出されます。たとえば、上記の計算例では、3,400万円÷8,000万円×100=42.5%になります。 この粗利益率こそが会社収益力の基本的バロメーターであり、粗利益率が高いほど高収益企業だと言えます。
この比率は業種によって相当なバラツキがあり、卸売業で5〜20%、小売業で20〜40%、製造業で30〜50%程度が標準です。 業界他社と比較して低かった、前期に比べて著しい減少があった場合には要注意です。
会社の経営状態をつかむ意味で、在庫数量及び在庫金額の計算は重要です。 もし出庫数の記録を誤ったために期末在庫金額が2倍になったら、大変です。
前ページと例では期末在庫金額が700万円の倍の1,400万円になり、売上原価3,900万円、粗利益4,100万円と、実際よりも儲かったように見えてしまいます。実際はそれほど儲かってないのですから、この利益を頼りに設備投資でもしたら取返しのつかないことになります。 もちろん、モノを売って得た粗利益であれば問題ありませんが、在庫が増えたため粗利益が増えた、というのでは、会社の資金繰りは圧迫されます。
デパートなどで期末大売出しをやりますね。 期末の在庫(しかも季節外れの商品=不良在庫)を減らすことに意味があるのです。
もし不良在庫をたくさん持っていると粗利益が増え、その結果として納税額も増えます。 在庫ですからお金になっていないのに税金はかかってくるのです。
在庫が増えると税金が増えるなんだか、風が吹くと桶屋が儲かる式に謎めいた言い方です。 一体、在庫と税金(法人税)の関係はどうなっているのでしょうか?たとえば、期末在庫が100万円のケースと200万円のケースをこの例では、仕入高が同じで在庫だけが違うことを想定しています。
本来、仕入高が等しく期末在庫が増えるということは、出庫量が減った(=売上がその分減った)ことを意味します。 したがって、売上も減少させるべきでしょう。

そこでイの期末在庫に対して、アの売上原価率(55%)で売上の減少を見込むとウになります。

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